ふる里探訪の史跡巡りの第2回目として、平成18年11月17日(金)午後7時より、諏方神社の社務所内広間において「日暮里とおすわさま」の講演会を開催した。講師は荒川ふるさと文化館主任専門員 野尻かおる氏にお願いした。
 真養寺の染山様、小坂後援会の小野澤様、石巻様をはじめ、40名近く参加した。
 三水会会長柏倉氏による開会の挨拶に続き、早速本題である「新堀≒日暮里≒ひぐらしのさと」について講演が始まった。
 ここは荒川区内で最も早くから人々が暮らし始めた場所とされ、縄文時代や弥生時代の遺跡が集中して存在していることでも「暮らしやすい場所」であった。新堀村西部に位置する丘陵の一部である現在の西日暮里三丁目付近を「ひぐらしのさと」と認識されていたことがうかがえる。
更に「日暮里」と表記されるようになったのが明治10年(1877)で、現在の江戸川区新堀と間違いやすいとの理由で新堀→日暮里に改称された。正に意外という他ない。

 おすわさま(諏方神社)は鎌倉時代末期の文久2年(1205)に豊島氏の勧請によって創建された。のち、太田道灌の庇護伝承を経て近世を向かえ、江戸初期から中期にかけて周辺に寺町が形成されるに至った。

 諏方神社の御祭神は建御名方命(たけみなかたのみこと)で、そのまつりは、人々の暮らしを支えてきた生活のリズムであり、精神的な支柱であった。そして、現在に至るまで、時代と共に変化したものと、変わらず繰り返されていたものとがあって、地域全体のまとまりと、平穏を願って今でもお祭りを行っているのである。

 本日の講演の〆として野尻講師がお得意とするところの独特のテストを実施した。豊富な経験と知識、更に聞く人を飽きさせない絶妙な話法とで、あっという間の2時間が過ぎ、小坂さんの閉会の辞で終了した。

 その後、八日会の川津さんの計らいで「柳家」へ席を移し、野尻講師と小坂さんを囲みながら、尾久満天会、八日会、東日会、三水会等のメンバー10余名で飲む程に喰う程に盛り上り、お互いに交流と懇親を深め、和やかなうちにも有意義な第二部も終了した。

 第一部、二部にご参加いただいた皆様のご協力に厚く御礼を申し上げます。有難うございました。